TP-Linkがインターネットに接続できない時の完全ガイド！繋がらない時に試すべきチェックリストを紹介！

TP-Linkがインターネットに接続できない原因とは？

まず確認すべき基本のポイント

TP-Linkルーターがインターネットに接続できないとき、まず最初に確認しておきたいのが「そもそも電源は入っているか」「ケーブル類はきちんと差さっているか」といった基本的な部分です。

意外に見落としがちですが、掃除や模様替えなどでケーブルが抜けていた、電源タップのスイッチが切れていたといったケースは多くあります。

また、ルーターが接続されているインターネット回線（光回線やケーブル回線など）の契約状況や支払いも要確認です。

回線業者からの請求書を見落として支払いが滞っていると、サービスが一時停止されている可能性もあります。

特に光回線のONU（光終端装置）とTP-Linkルーターを接続している場合は、両方の電源が入っているか、ケーブルがしっかり刺さっているかを必ず確認しましょう。

ほんのちょっとした緩みでも通信に支障が出ることがあります。

問題が発生したときは、まず「基本」を丁寧に見直すことが解決の第一歩です。

配線や電源のチェック方法

ルーター周りの配線を確認する際は、次のような手順で確認するとわかりやすいです。

1. TP-Linkルーターの電源ケーブルがコンセントにしっかり差し込まれているか確認

2. モデムやONUから出ているLANケーブルがTP-Linkルーターの「WANポート」に正しく接続されているかチェック

3. ルーターからパソコンやゲーム機などへつながるLANケーブルが緩んでいないか確認

4. ケーブルに断線や折れ曲がりがないかを目視でチェック

5. 電源を一度抜いて10秒ほど待ってから再度差し込み、リセットする

配線は見た目で判断しがちですが、内部で断線している場合もあるため、別のLANケーブルに差し替えてみるのも有効です。

特に猫や小さい子どもがいる家庭では、かじられてケーブルが壊れることもあるので注意しましょう。

ランプの点灯パターンから状況を読み解こう

TP-Linkルーターには複数のインジケーターランプがあります。

これらのランプを見ることで、今の通信状態をある程度判断できます。

• 電源ランプ：点灯していなければ電源が入っていません

• インターネット（地球マーク）：点滅や消灯ならネット未接続

• Wi-Fiランプ：点灯していればWi-Fiは飛んでいます

• WANランプ（接続線）：点滅していれば通信中

特に「インターネットランプ」が赤やオレンジに点灯している場合は、インターネット回線との接続に問題があるサインです。

もし全てのランプが消えている場合は、本体の電源そのものに問題があるかもしれません。

説明書を確認するか、TP-Link公式サイトのランプガイドを見ることで、より正確な意味を知ることができます。

モデムとルーターの再起動手順

インターネットに繋がらないときは、機器の再起動を試してみましょう。

再起動だけで回復するケースは非常に多いです。

以下の順番で行うのがコツです。

1. TP-Linkルーターとモデムの両方の電源を抜く

2. 10〜30秒ほど待つ（完全に電源が切れるのを待つため）

3. まずモデムの電源を入れる（2〜3分待つ）

4. 次にTP-Linkルーターの電源を入れる（1〜2分待つ）

この手順で再起動することで、モデムとルーターがうまく同期し直し、通信が回復する場合があります。

特に停電後や雷の後など、機器が不安定になっているときは効果的です。

インターネット回線自体に問題があるケース

ここまで確認しても接続できない場合、ルーターではなく回線業者側に問題があるかもしれません。

通信障害やメンテナンスによって一時的にネットが使えなくなることもあります。

確認方法は以下の通りです。

• スマホで「〇〇（回線名） 障害情報」などで検索

• 回線業者の公式サイトで障害・メンテナンス情報をチェック

• TwitterやXなどでリアルタイムの投稿を検索する

「自分だけじゃない」とわかるだけでも少し安心できますし、業者によっては復旧予定時間なども記載されていることがあります。

もし全く情報が出てこない場合は、回線業者に直接問い合わせてみるのも手です。

スマホやPCでは繋がらないのにWi-Fiは飛んでいる場合の対処法

デバイス側のネットワーク設定を確認しよう

Wi-Fiマークは出ているのにインターネットが使えない…。

そんな時は「ルーターは正常だけど、スマホやPC側の設定に問題がある」ケースが考えられます。

まず確認したいのが、「機内モード」がオンになっていないか。

スマホではたまに誤ってタップしてしまうことがあるため、必ずオフにしておきましょう。

次に、Wi-Fi接続先がTP-Linkルーターになっているかも大切です。

自宅以外のフリーWi-Fiや隣家の電波を掴んでいる可能性もあるため、ネットワーク名（SSID）をチェックして、間違いないか確認してください。

さらに、iPhoneやAndroidでは一度Wi-Fi設定を削除（「このネットワーク設定を削除」など）してから再接続することで改善することがあります。

PCの場合も、Wi-Fi接続を一旦切ってから再接続してみましょう。

IPアドレスの競合って何？どう対処する？

「IPアドレスの競合」とは、複数の機器が同じIPアドレスを使おうとして通信がうまくいかなくなる状態です。

家庭内で複数のスマホ・パソコン・ゲーム機が同時にWi-Fiを使っている場合、まれにこの現象が起こります。

この場合、まずはすべての機器を一度Wi-Fiから切断し、ルーターを再起動します。

その後、1台ずつ順番にWi-Fiへ再接続すると、正しいIPアドレスが割り当てられることが多いです。

また、PCなどでは「ネットワーク設定」からIPアドレスを自動取得にすることで解決することも。もし手動で設定している場合は、「DHCP（自動取得）」に変更してみましょう。

DNS設定が原因の可能性も

DNSとは、インターネット上で「名前（URL）から住所（IPアドレス）」を引き出す仕組みです。

つまり、DNSがうまく機能していないと、Wi-Fiには繋がっていてもネットサーフィンができない状態になります。

スマホやPCでDNS設定が間違っていたり、ルーター側で不調があった場合に発生します。

簡単に試せる対処法としては、以下のように「Google Public DNS」などに変更してみることです。

• プライマリDNS：8.8.8.8

• セカンダリDNS：8.8.4.4

この設定はスマホの詳細ネットワーク設定やPCのネットワークプロパティから変更できます。

特に表示速度が遅い、ページが開かないといった症状のときには試す価値があります。

一時的な接続不良のリセット方法

Wi-Fiマークは表示されているけれど、インターネットが使えない…という現象は、一時的な接続不良であることも多いです。

そんなときには以下のような簡単なリセット操作を試してみてください。

1. スマホやPCを再起動する

2. Wi-FiのON/OFFを一度切り替える

3. 接続中のWi-Fi設定を削除して再設定する

4. TP-Linkルーターを再起動する

5. ルーターの管理画面から再接続を試みる

こうした手順で通信が正常に戻ることもあります。

特にスマホやノートPCなど、長時間スリープ状態だったデバイスはネットワークが不安定になることがあります。

プロバイダや回線の障害情報も要チェック

もし複数のデバイスで同時に接続できない場合は、自宅の回線やプロバイダ側に障害が起きている可能性もあります。以下のような方法で確認できます。

• スマホでモバイル通信を使って「〇〇（回線業者名） 障害情報」と検索

• 「みんなのネット回線速度」や「ダウンディテクター」といったサイトで確認

• X（旧Twitter）などで検索して同様の投稿があるかチェック

通信障害の情報はリアルタイムで拡散されるため、SNSは特に有効です。

もし自宅回線だけでなく近所でも同様の声が上がっていれば、業者側のトラブルと考えて良いでしょう。

焦らず復旧を待つことが大切です。

TP-Linkの設定画面（192.168.0.1／tplinkwifi.net）に入れない場合

ブラウザで開けないときの確認事項

TP-Linkルーターの設定画面にアクセスするには、ブラウザに「http://tplinkwifi.net」または「http://192.168.0.1」と入力します。

ですが、「ページが見つかりません」などのエラーが出てしまうことがあります。

その際に確認しておきたいポイントは以下の通りです。

• デバイスがTP-LinkのWi-Fiに接続されているか？

• アドレスを間違えていないか（例：192.168.1.1や、末尾にスラッシュ「/」がないか）

• ブラウザのキャッシュが残っていないか（シークレットモードで試すのも手）

• VPNやプロキシがオンになっていないか

意外と多いのが、スマホがモバイル回線（4G/5G）に切り替わっていて、Wi-Fi経由でルーターにアクセスできていないパターンです。

必ずTP-LinkのWi-Fiに接続してからブラウザを開きましょう。

接続先のネットワークが正しいかを確認

ルーターの設定画面に入るには、そのルーターのネットワークに正しく接続している必要があります。

特に自宅に複数のWi-Fiが飛んでいる場合、別のアクセスポイントに繋がっている可能性があります。

スマホやPCで「Wi-Fi設定」を開いて、SSID（ネットワーク名）がTP-Linkのものになっているかを確認しましょう。

TP-Linkルーターの初期SSIDは、本体のラベルに記載されています。

また、2.4GHz帯と5GHz帯の両方を使っている場合、どちらに接続しても設定画面にアクセスできるはずですが、うまくいかないときは一方を切り替えて試してみてください。

ログイン情報が違う？初期設定を確認

設定画面にアクセスできても、ログイン画面で止まってしまうこともあります。

TP-Linkのルーターでは、初期状態では「admin / admin」や「admin / パスワード未設定」の組み合わせでログインできます。

しかし、初期設定時に変更したパスワードを忘れてしまった場合、ログインできなくなります。

このような場合は、次の方法を試してください。

1. 他の家族にパスワードを聞いてみる（誰かが変更しているかも）

2. パスワード管理アプリを確認してみる

3. 最終手段としてルーターのリセットを行う（次項参照）

パスワードを何度も間違えると、一定時間ロックがかかることがあるので注意が必要です。

IPアドレスを手動設定してアクセス

ルーターにアクセスできない場合、PCやスマホ側のIPアドレスが自動取得できていない可能性もあります。

そこで試してほしいのが「IPアドレスを手動で設定する」方法です。

以下はWindowsの場合の一例です。

1. 「コントロールパネル」＞「ネットワークとインターネット」＞「ネットワーク接続」

2. 使用中のWi-FiまたはLAN接続を右クリックして「プロパティ」

3. 「インターネットプロトコルバージョン4（TCP/IPv4）」を選んで「プロパティ」

4. 次のIPアドレスを使う：

   • IPアドレス：192.168.0.100

   • サブネットマスク：255.255.255.0

   • デフォルトゲートウェイ：192.168.0.1

設定後、ブラウザから「http://192.168.0.1」にアクセスしてみましょう。

手動設定でも接続できない場合は、次のリセット手順を試してみてください。

リセットボタンで工場出荷状態に戻す方法

最終手段として、TP-Linkルーターを「初期化（工場出荷状態にリセット）」する方法があります。

これにより、設定画面のログイン情報やSSID、パスワードなどすべてが出荷時に戻ります。

リセット手順は以下の通りです。

1. ルーターの電源を入れる

2. 裏面または底面にある「RESET」ボタンを細いピンなどで10秒以上長押し

3. ランプが一度すべて消え、再点灯するのを待つ

4. 再起動後、初期設定SSIDで再接続

リセット後は、初期ログイン情報で設定画面にアクセスできるようになります。

その後、インターネット接続設定やSSIDなどを再度設定する必要がありますので、説明書を手元に用意しておくと安心です。

ファームウェアの更新で接続トラブルを解決する

最新バージョンの確認方法

TP-Linkルーターが不安定だったり、インターネットに繋がらないトラブルが起きている場合、原因の一つに「ファームウェアが古い」という問題があります。

ファームウェアとは、ルーターを動かす内部ソフトウェアのこと。

これが古いままだと不具合が起きやすく、セキュリティリスクも高まります。

ファームウェアのバージョンを確認するには、TP-Linkルーターの設定画面にログインし、「システムツール」または「詳細設定」＞「ファームウェアアップグレード」を開きます。

ここに現在のバージョンが表示されます。

さらに、TP-Link公式サイトで製品型番を検索すれば、最新バージョンの情報が確認できます。

型番はルーター本体のラベルに記載されています（例：Archer C6、TL-WR841Nなど）。

更新時の注意点と手順

ファームウェアの更新は非常に重要ですが、慎重に行う必要があります。

更新中に電源が切れたり、通信が途切れたりすると、最悪の場合ルーターが起動しなくなる「文鎮化」するリスクがあります。

安全に更新するための手順は次の通りです。

1. パソコンをTP-Linkルーターに有線LANで接続

2. 公式サイトから最新ファームウェアをダウンロード（ZIP形式の場合は解凍）

3. ルーターの設定画面にログインし、「ファームウェアアップグレード」へ

4. 「参照」ボタンでダウンロードしたファイルを選択

5. 「アップグレード」をクリックし、完了まで絶対に電源を切らない

更新が始まってからは、ルーターが自動で再起動し、数分で完了します。

その後、設定が初期化されている場合があるので、必要に応じて再設定しましょう。

更新に失敗したときのリカバリー方法

まれにファームウェアの更新中にエラーが発生し、ルーターが起動しなくなってしまうことがあります。

これがいわゆる「文鎮化」と呼ばれる状態で、通常の操作では回復できません。

ただし、TP-Linkの一部モデルには「TFTPリカバリモード」が搭載されており、専用ソフトを使って再インストールできる場合があります。

また、どうしても直らない場合は、以下のような対応を検討してください。

• 保証期間内であれば交換対応を依頼

• TP-Linkのサポートセンターに相談

• 新しいルーターへの買い替えも視野に入れる

更新前には、できる限り設定情報をバックアップしておくことが大切です。

自動アップデート機能の活用法

TP-Linkの最新モデルでは、自動でファームウェアを更新してくれる便利な機能が搭載されています。

これを活用すれば、トラブルを未然に防ぐことができます。

自動アップデートの設定は以下の場所にあります：

• 設定画面 ＞ 詳細設定 ＞ システムツール ＞ ファームウェアアップデート

• 「自動アップデートを有効にする」にチェックを入れる

この設定をオンにしておけば、夜間や使用していない時間帯に自動で最新バージョンに更新してくれます。

頻繁にルーターの設定を触る必要もなくなるので、初心者にもおすすめの機能です。

更新後に再設定が必要なケース

ファームウェア更新後、設定が初期化されるケースもあるため、更新後には必ず以下をチェックしましょう。

• Wi-FiのSSIDとパスワード

• インターネット接続設定（PPPoEなど）

• セキュリティ設定やアクセス制限

• ポート開放やVPN設定などの詳細設定

更新前に「設定のバックアップ」を行っておけば、更新後にそのバックアップを読み込むことで元に戻せます。

設定画面の「システムツール」内に「バックアップと復元」という項目があるので、定期的に保存しておくと安心です。

TP-Linkが故障しているかを見分けるポイントと対応策

機械的な故障のサインとは？

TP-Linkルーターがどうしてもインターネットに繋がらないとき、「もしかして壊れてる？」と思うこともあるでしょう。

実際に、経年劣化や内部パーツの不具合によって、ルーター自体が物理的に故障することはあります。

以下のような症状があれば、故障の可能性が高いです：

• 電源ランプすら点かない（完全に無反応）

• インターネットランプが常に赤または消灯している

• Wi-Fiランプが点滅すらしない

• 設定画面に全くアクセスできない

• 頻繁に再起動を繰り返す

このような場合は、まずコンセントやケーブルの状態を確認し、他の電源タップなどに差し替えても改善しないか試してみましょう。

それでも改善しない場合は、本体自体の故障を疑う段階です。

異常な発熱や焦げ臭いに注意

ルーターは電気機器なので、ある程度の発熱は正常ですが、触って熱すぎるほど温かい、または焦げたような臭いがする場合は危険信号です。

内部でショートやコンデンサの破損が起きているかもしれません。

発熱が強すぎる場合には、すぐに電源を切り、壁や布団など熱がこもりやすい場所から遠ざけてください。

通気性の良い場所に設置することで、機器の寿命も延ばせます。

また、焦げた臭いがする場合はすぐに使用を中止し、TP-Linkのサポートに相談するか、買い替えを検討してください。

火災や感電のリスクもゼロではありません。

他のルーターで正常に接続できるか確認

本当にTP-Linkルーターが壊れているのかを判断するには、他のルーターや機器を使って確認する方法が効果的です。

具体的には、以下のような手順で切り分けができます：

1. モデムに別のルーター（またはPCを直接）接続してインターネットが使えるか確認

2. モデムや回線に問題がなければ、TP-Linkルーター側の不具合が濃厚

3. TP-Linkの電源を抜いてしばらく放置し、再接続して動作するか確認

もし他のルーターでは問題なく繋がるのに、TP-Linkだけが使えない場合は、本体のハードウェア的な故障と考えてよいでしょう。

保証期間内なら交換対応が可能

TP-Link製品は通常、購入日から2〜3年間の保証がついています。

保証期間内であれば、無償で修理・交換の対応を受けられる可能性があります。

交換を依頼する際には以下の情報を準備しておきましょう：

• 購入時のレシートや納品書

• 製品型番（本体に貼ってあるラベルを確認）

• シリアルナンバー（S/N）

• 現象の詳細（ランプの状況、試したことなど）

これらを揃えて、TP-Link公式サイトのサポートフォームや電話サポートに問い合わせるとスムーズです。

サポートセンターに問い合わせる前の準備

TP-Linkに問い合わせる前に、できるだけ詳細な状況を整理しておくと、対応が早くなります。

以下のようなメモを作っておくと便利です。

サポートセンターでは、これらの情報を元に故障判定や修理手続きの案内を行ってくれます。

万が一保証が切れていた場合でも、対応の提案を受けられることがあります。