「このこのごはん」はSNSでも話題の国産無添加ドッグフードですが、実際に試した飼い主の中には「やめた」という選択をした人もいます。
なぜ続けられなかったのか?やめた後にどうなったのか?
この記事では実体験をもとに、その理由や代わりに選ばれたフード、後悔しないための選び方をわかりやすく解説します。
これから愛犬のフードを検討している方にとって、きっと役立つヒントになるはずです。
「このこのごはん」をやめたきっかけ
なぜ続けられなかったのか?
「このこのごはん」は国産で無添加、そして小型犬向けに作られたプレミアムドッグフードとして有名です。
実際に試してみた飼い主さんの多くが「食いつきが良い」「安心して与えられる」と好意的に感じている一方で、続けられなかったという声も少なくありません。
その大きな理由のひとつが「価格」です。
毎日のことだからこそ、思っていた以上に出費がかさんでしまい、家計にとって大きな負担となるケースがあります。
特に多頭飼いの家庭ではフード代が毎月数万円に達することもあり、「やめざるを得なかった」という現実に直面するのです。
また、ライフスタイルとの相性も関係します。
旅行や外出が多い家庭では、定期便のペースが合わず在庫が溜まってしまうことも。
賞味期限や保存場所の問題もあり、継続が難しくなる要因となっています。
加えて、どれだけ良い原材料を使っていても「愛犬が気に入らない」こともあり、食べてくれなければ続けようがありません。
こうした複合的な理由が重なり、やめる決断に至るケースが多いのです。
愛犬の反応に見えた小さな変化
フードを続けるかどうかを決めるうえで一番大切なのは「愛犬の反応」です。
「このこのごはん」を食べ始めてから、最初は喜んで食べていたのに徐々に食いつきが悪くなったという声もあります。
特に、香りがやや強めに感じる子もおり、日によって食べたり食べなかったりというムラが出てしまうこともあるのです。
また、便の状態が安定しないケースもありました。
もちろん個体差が大きいですが、「柔らかすぎる便が続いた」「逆に便が固くなりすぎた」といった報告も見られます。
毛並みや体臭が改善する子もいれば、変化をあまり感じられない子もおり、「うちの子には合わないのかもしれない」という結論に至る飼い主もいるのです。
愛犬の小さな変化を見逃さず、毎日の様子をチェックすることが何より重要だといえるでしょう。
飼い主として感じたメリットとデメリット
「このこのごはん」をやめた飼い主でも、多くの場合「試して良かった」と感じています。
メリットとしては、原材料の安心感と、国産で無添加というシンプルさです。
特にチキンや鹿肉といった動物性たんぱく質を中心に、グルテンフリーにこだわっている点は健康を考えるうえで大きなプラスです。
さらに粒が小さめなので、小型犬やシニア犬でも食べやすいという利点があります。
一方でデメリットとして挙げられるのは、やはり価格の高さです。
一般的な市販フードと比べると2倍以上になることもあり、長期的に続けると負担が大きくなります。
また、保存のしやすさや流通経路の少なさもネックです。
通販中心で手に入るため、緊急時にすぐ近所で買えない不便さを感じる人もいます。
結果的に、「良いフードだけど、続けるのは難しい」という結論に至ることが多いのです。
コスト面でのリアルな悩み
「このこのごはん」の大きなハードルはやはりコストです。
1袋1kgあたり約3,850円(定期便の場合)という価格設定は、プレミアムフードの中でもやや高めに位置します。
体重3kg前後の小型犬であれば1袋で2〜3週間ほどもちますが、体重5kgを超えると消費スピードが早く、1ヶ月に2袋以上必要になることも。
つまり、毎月7,000〜10,000円以上のコストがかかる計算になります。
この金額は家計にとって決して小さくなく、他の生活費とのバランスを考えると「長くは続けられない」と判断する人が多いのも納得です。
また、複数の犬を飼っている場合、単純にコストが倍増するため、「品質はいいけど現実的ではない」という声が増えるのも無理はありません。
こうしたリアルな数字を考慮してフードを選ぶことは、とても大切なポイントなのです。
SNSや口コミとのギャップ
「このこのごはん」を知ったきっかけは、InstagramやTwitterなどのSNSという飼い主さんも多いでしょう。
実際に口コミを見て「毛並みがツヤツヤになった」「涙やけが改善した」というポジティブな体験談に惹かれて購入を決めた人も少なくありません。
しかし、すべての犬に当てはまるわけではないため、「思ったほど効果が実感できなかった」というギャップを感じるケースもあります。
さらにSNSでは、あまりネガティブな情報が拡散されにくい傾向があります。
そのため、実際に試して初めて「うちの子には合わなかった」と知り、やめる決断をする飼い主が一定数いるのです。
情報が氾濫する中で大切なのは、「口コミを参考にしつつも、最終的には自分の愛犬の様子で判断する」という冷静な姿勢です。
「このこのごはん」をやめてからどうなった?
愛犬の体調や食いつきの変化
「このこのごはん」をやめた後、多くの飼い主が気になるのは愛犬の体調と食いつきの変化です。
実際には、フードを変えたことで食欲が増したり、逆に減ったりと反応はさまざまです。
特にプレミアムフードから一般的なフードに切り替えた場合、香料や添加物によって食いつきがよくなるケースがあります。
ただし、それが必ずしも健康にプラスになるとは限らず、飼い主にとっては「食べてくれる安心感」と「栄養バランスの不安」の間で悩むことになるのです。
体調面では、「このこのごはん」をやめても大きな変化がなかったという声もあれば、便が安定した・毛並みが落ち着いたなどの変化を感じたケースもあります。
つまり、やめたことが必ずしもマイナスになるわけではなく、「愛犬にとって合うフードを見つける過程のひとつ」と捉えることが大切です。
「このこのごはん」をやめてからどうなった?
便の状態や健康チェックの記録
ドッグフードを変えたときに一番わかりやすいのが「便の変化」です。
「このこのごはん」をやめてから便が硬くなった、逆にやわらかさが落ち着いたなど、体質によってさまざまな反応が見られます。
特に小型犬は腸がデリケートなため、少しのフードの違いで便の質が大きく変わることがあります。
そのため、切り替え時には便の色やにおい、硬さを記録しておくと安心です。
さらに健康チェックとしては、目の輝きや毛艶、体重の増減も重要です。
フードを変えたことで体重が急激に増えたり減ったりする場合は、栄養バランスが合っていない可能性もあります。
こうした小さな変化を継続的に観察することで、愛犬に合うフードかどうかが見えてきます。
やめた後も「健康状態に問題がないか」を冷静に確認することが何より大切です。
毛並みや体臭の変化
「このこのごはん」の口コミで多く見られるのが「毛並みが良くなった」「体臭が減った」という声です。
そのため、やめたことで「以前の状態に戻ってしまうのでは?」と不安になる飼い主も少なくありません。
実際の体験談では、やめても大きな変化がない場合もあれば、毛並みのツヤが落ちたと感じるケースもあります。
毛並みや体臭は、食事だけでなく生活環境やシャンプーの頻度、体質にも左右されます。
フードを変えたからといってすぐに悪化するわけではなく、総合的なケアが重要です。
ただし、長期的に見て被毛の状態が悪くなった場合は、栄養素が不足しているサインかもしれません。
その際は、サプリメントを取り入れたり、再び無添加フードに戻すなど柔軟に対応することがポイントです。
飼い主の気持ちの変化
「このこのごはん」をやめるとき、飼い主の心の中には葛藤があります。
「せっかく良いフードを選んだのにやめてしまって大丈夫だろうか」という不安や、「コスト的に仕方ない」という割り切りなど、複雑な気持ちを抱えるものです。
しかし、最終的には「続けやすさ」こそがフード選びの大切な基準となります。
犬の食事は毎日のことなので、無理をして続けるとストレスにつながります。
やめたことで「気持ちが軽くなった」「無理なく続けられるフードに出会えた」という前向きな声も多いのです。
飼い主が安心して与えられるフードを選ぶことが、結果的に愛犬の幸せにもつながります。
他のフードとの比較で見えた違い
「このこのごはん」をやめた後に他のフードを試してみると、違いがより鮮明に見えてきます。
たとえば、市販のフードと比べると「香りが控えめ」「粒が小さい」「原材料がシンプル」といった特徴はやはり優れていたと実感する人もいます。
逆に「他のフードのほうが食いつきがいい」「コスパが良い」と気づくこともあります。
比較することで「うちの子にはどの要素が大切なのか」がはっきりするのです。たとえば食いつき重視なのか、体調維持が第一なのか、あるいは価格とのバランスを優先するのか。
やめた経験を通して得られる学びは、フード選びの大きな財産になります。
続けている飼い主のポジティブな声
一方で、「このこのごはん」を続けている飼い主の声を聞くと、やめた人との違いが見えてきます。
たとえば「涙やけが改善した」「便の調子が安定した」「病院で褒められた」といったポジティブな効果を実感している人も多く、価格が高くても続ける価値があると考えています。
つまり、このフードが合う子にとっては非常に良い選択肢となるのです。
やめた人と続けている人、それぞれの体験を比較することで、自分の愛犬にとってどちらがベストなのかを冷静に判断できるようになります。
「このこのごはん」が合う子・合わない子
原材料の特徴と相性
「このこのごはん」の最大の特徴は、チキンや鹿肉といった動物性たんぱく質をメインに、グルテンフリーで仕上げている点です。
これにより、穀物アレルギーのある犬にも比較的安心して与えられます。
ただし、チキンや魚にアレルギーがある子には逆に合わない場合もあり、原材料との相性を確認することが重要です。
また、穀物不使用のため消化にやさしいというメリットもありますが、一部の犬は炭水化物の不足でエネルギーが持たないこともあります。
そのため、運動量の多い犬には向かないケースもあるのです。
小型犬に向いている点・向いていない点
「このこのごはん」は特に小型犬向けに作られており、粒の大きさや硬さが食べやすいように工夫されています。
そのため、噛む力が弱いシニア犬や小型犬にとっては安心して食べられるフードです。
ただし、小型犬だからといって必ず合うわけではありません。たとえば食が細い子にとっては、においが控えめで食欲をそそらないこともあります。
また、体重が少ない子にとって高カロリーなフードは体重管理が難しくなることもあります。
小型犬向けといっても個体差を考慮することが欠かせません。
食べむらがある子にどうか?
「このこのごはん」はナチュラルフードのため、強い香料や添加物が使われていません。
そのため人工的なにおいに慣れている犬にとっては「物足りない」と感じてしまうこともあり、食べむらがある子には不向きな場合があります。
一方で、シンプルな味だからこそ長期的に飽きにくいという利点もあります。
短期的には食いつきにムラがあっても、続けるうちに安定して食べるようになる子もいるのです。
食べむらがある場合は、ふやかして香りを立てるなど工夫しながら与えると良いでしょう。
消化やアレルギーの観点からの考察
アレルギー体質の犬にとってフード選びは非常に重要です。
「このこのごはん」は小麦やとうもろこしを使わないグルテンフリー設計なので、穀物に弱い犬には適しています。
しかし、チキンや魚アレルギーを持つ犬には不向きで、逆に症状が出てしまうこともあります。
また、消化の観点からは、原材料がシンプルで高消化性のため、お腹が弱い子でも比較的安心して与えられる傾向があります。
ただし、すべての犬に当てはまるわけではないため、試しながら確認することが欠かせません。
続けている飼い主のポジティブな声
やめた人もいれば、続けている飼い主の多くは「やっぱり良いフードだ」と実感しています。
特に涙やけや体臭が改善した例は多く、動物病院で「良いフードを選んでいますね」と言われたケースもあります。
つまり、合う子には非常に高い効果を発揮するのです。
やめるか続けるかは「合うかどうか」がすべてであり、他人の口コミよりも自分の犬の反応を重視することが最も大切です。
「このこのごはん」をやめた後に選んだフード
他の国産無添加フードを試した感想
「このこのごはん」をやめたあと、多くの飼い主が試すのが同じような国産無添加フードです。
代表的なものに「モグワン」「ブッチ」「ナチュロル」などがあります。
どれも原材料にこだわり、無添加で作られているため安心感が高いのが特徴です。
実際に試してみると、「このこのごはん」と比べて食いつきが良かった、便の状態がより安定したという声もあります。
ただし、やはり犬によって合う合わないがあるため、1種類にこだわらず複数試すのが正解です。
国産であることは安心ですが、原材料の構成やカロリーの違いで健康状態に差が出る場合があります。
選ぶ際は必ず少量から試して、愛犬の様子を観察するのがベストです。
コスパが良かった代替フード
フードを選ぶ上で無視できないのが「コスパ」です。
「このこのごはん」をやめた理由が価格だった飼い主にとっては、続けやすい価格のフードを探すことが第一になります。
市販のプレミアムフードの中には、比較的リーズナブルでありながら栄養バランスが優れているものもあります。
例えば「ニュートロ ナチュラルチョイス」や「ピュリナ ワン」などは手に入りやすく、価格も安定しています。
口コミでも「無理なく続けられる」「健康状態も問題なし」といった声が多く、現実的な選択肢として人気があります。
コスパを重視することで、飼い主の負担が減り、結果的に長く健康を守れるという考え方も大切です。
食いつき重視で選んだフード
フード選びにおいて「食いつき」を最優先にする飼い主も多いです。
食べてくれなければ栄養が取れないため、まずは美味しく食べてくれることが大切だからです。
「このこのごはん」をやめた後、より食いつきが良いと感じるのは、香りが強めで肉の比率が高いフードです。
特に「カナガン」や「オリジン」など海外製のプレミアムフードは肉の含有量が多く、嗜好性が高いと評判です。
ただしカロリーが高めなので、与える量を調整しないと体重管理が難しくなる可能性もあります。
食いつき重視のフードを選ぶときは、適量を守ることと運動量とのバランスを意識することがポイントです。
獣医師に相談して選んだフード
フード選びで迷ったときに一番安心できるのは、やはり獣医師に相談することです。
「このこのごはん」をやめたあと、動物病院で勧められる療法食に切り替えた飼い主も多くいます。
例えばアレルギーが疑われる場合には低アレルゲン食、体重管理が必要な場合にはカロリーコントロール食など、犬の体質に合わせたフードを選んでもらえます。
市販のプレミアムフードに比べるとやや高価な場合もありますが、医療的な観点からサポートしてもらえるのは大きな安心感です。
健康上の不安がある犬にとっては、最も信頼できる選択肢といえるでしょう。
フードローテーションという選択肢
「このこのごはん」をやめて気づいた飼い主も多いのが、「1つのフードにこだわる必要はない」ということです。
最近ではフードローテーションという考え方が広まっており、数種類のフードを定期的に切り替えて与える方法があります。
これにより栄養の偏りを防ぎ、飽きずに食べ続けられるというメリットがあります。
たとえば「このこのごはん」を軸にしつつ、別のフードをローテーションで取り入れる方法も可能です。
やめるのではなく「組み合わせて使う」という発想に切り替えることで、コスト面や食いつきの問題を柔軟に解決できるのです。
後悔しないためのフード選びのポイント
口コミだけに惑わされない大切さ
SNSや口コミはとても参考になりますが、すべての犬に当てはまるわけではありません。
「良い」と言われているフードでも、実際に試してみると合わないこともあります。
大切なのは口コミを鵜呑みにせず、あくまで参考程度に考えることです。
愛犬の体調と飼い主の続けやすさの両立
フード選びは「犬の健康」と「飼い主の継続性」の両立が重要です。
高品質でも負担が大きすぎると続けられません。逆に安すぎても健康に不安が残ります。
無理なく続けられる範囲で最適なフードを選ぶことが理想です。
お試しサイズの活用法
いきなり大袋を購入すると、合わなかった場合に無駄になってしまいます。
最近はお試しサイズや初回限定の小袋が用意されているフードも多いので、必ず少量から試して反応をチェックすることをおすすめします。
獣医師に相談する重要性
健康面に悩みがある場合は、自己判断せず獣医師に相談するのが一番安心です。
特に皮膚トラブルや便の異常、体重の増減があるときは、医療的な視点から最適なフードを提案してもらうべきです。
飼い主自身の気持ちを大切にする
最後に大切なのは「飼い主自身が納得して与えられるかどうか」です。
不安な気持ちで与え続けるよりも、安心して「これなら大丈夫」と思えるフードを選ぶことが、愛犬にとっても幸せにつながります。
このこのごはんをやめた理由は?リアルな体験談と代替フードの選び方!のまとめ
「このこのごはん」をやめた飼い主の多くは、コストや愛犬の反応、口コミとのギャップに悩んで決断を下しています。
しかし、それは決して後ろ向きなことではなく、新しいフードとの出会いや自分の犬に本当に合う食事を見つけるきっかけとなります。
大切なのは「うちの子に合っているか」を見極めること。口コミや評判だけに頼らず、実際に試して観察することで、最適な選択肢が見えてきます。
愛犬の健康と飼い主の続けやすさを両立させ、後悔のないフード選びをしていきましょう。